本町の家 基礎工事完成
今回の基礎はグリットポスト工法を採用しています
ではなぜこんな変わった基礎を採用したのでしょうか?
土台を敷いたところですが、基礎は外周部分しかなく
内部の間仕切り基礎はグリットポストで補っているため
床下はかなり広々とした感じです。
工法のメリットとしては
1 地盤に応じた構造計算を基に配置されていて耐震性がいい
2 あらかじめ工場生産されたGPを使用するため工期短縮になる
3 床下の通気性・メンテナンス性がとてもいい
4 施工性・工期短縮などによりコストを抑えられる
などのメリットがありますが
決め手になったのは通気性(3番)にあります。
このお宅は最近よく耳にする「床下エアコン」を採用します。
「床下エアコン」とは、主に暖房として使います
通常の壁掛けエアコンを床下に設置し
床下全体を暖め、各部屋の床にスリットを設け
そこから暖気を上昇させ家全体を暖める工法のことです。
言葉で書くと簡単なようですが
これを実現するためには様々な工夫が必要です
重要なのは 基礎断熱
床下を暖めるのに基礎の断熱性が低いと暖房の効きが悪くなります
そして効率よく床下を暖めるためには・・・
そうです基礎の間仕切りが少ない方が絶対効率がいい!!
という事でグリットポスト工法を採用することになりました。
次に高気密高断熱であること、暖まった空気が逃げないようにすることで
保温効果が上がりますので、家のどこに居ても暖かく過ごせます
家全体が暖まるとエアコンも間欠運転となり省エネにもつながります。
この家は 断熱性能 UA値0.31 気密性 C値0.5 を目指しています。
ここまでの高気密高断熱は弊社も初めてなので
初採用の工法や仕様が目白押しでワクワクが止まりません( *´艸`)
天然砕石パイル工法に始まり
グリットポスト工法
基礎内張断熱
付加断熱(グラスウール+ネオマフォーム)
可変調湿シート
床下エアコン
気密工事
気密検査
などなど
何をするにも、めちゃくちゃ勉強になっています。
こんな機会を与えて下さる住まい手さんに感謝しかありませんm(__)m