木と漆喰にこだわる、大工と左官の職人プロジェクトチームです

2020年10月05日

10年前の仕事を思い出しました

昨日は新築後ちょうど10年を迎えたお宅にお邪魔してきました。

訪問理由は火災警報機の交換に

なんと、電池式の火災警報器が
1時間に4台、電池切れのお知らせ音が鳴り始めたそうで
テレワーク中だったので、いろいろと大変だったみたいです(^_^;)

4台もほぼ同時にタイミングよく電池切れになるとは
珍しいこともあるもんですね

交換作業30分、世間話3時間と
つい時間のたつのを忘れ長居してしまいました(^_^;)

10年前、僕は33才
そのころは大工仕事もまだ、できていたころでした

一人で籠れる部屋、気持ちよく昼寝ができる部屋、
畳(フチなし)の部屋が欲しいとのことでオーダーを頂き

3畳の和室をかなりこだわって造らせて頂いたのを覚えています。
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赤土の引きずり仕上げの壁が、そのまま天井に繋がっているデザインで
下地は木摺りで、赤土の一部を塗らずに木摺りを見せ
そこに間接照明を仕込んでいます。

木摺りの裏、間接照明部分も照明が付くと見えるので
下地材にこげ茶色の色粉を混ぜて塗って仕上げにしたり

壁の穴?の形もいろいろと書いてみて
この形で、ここまで塗ってと左官さんに指示したり

DSCN4975.JPG
下の和紙張りの建具は 
奥様の好きなサクラの形の光が
透過するように作っています。

自分でサクラ形を切りぬいた板を
建具屋さんに持っていき造ってもらいました

一部下地が見えるデザインなので
下地の木摺りは綺麗に加工して
壁の表情は荒さを出してもらい
下地と仕上げの境界を近づける工夫をしたり

DSCN4979.JPGDSC_0691.jpg
給気口には、建具と同じ和紙を自分で貼ってみたりと、

細部までこだわり抜いて施工しました
めちゃくちゃ想いが入って楽しかったのを今でも覚えています。

DSCN4974.JPG

懐かしい思い出話をしながら
「10年経ったけど、直したい所もないし、変えたいとも思ったことがない」
「気に入ってます、
テレワークもこの家があったから、ストレス少なくやれている」
メッチャうれしい言葉までいただいて

10年経ってもこうして修理など呼んでいただけることや
久しぶりにゆっくりお話しできたのも嬉しくて
とっても気持ちの良い日曜日になりました。

DSC_0624.jpg


posted by ueda at 07:00| Comment(0) | 大工のしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする