木と漆喰にこだわる、大工と左官の職人プロジェクトチームです

2021年11月22日

削ろう会で感じたこと

削ろう会が終わってから怒涛の仕事三昧、
なかなかブログ更新の時間が造れていないです💦

今回参加した削ろう会で感じた事

廻りのいろんな人と比べて、
自分がふがいないと思うより
過去の自分より今の自分が
ステップアップしている自覚(自分を認めること)を持つこと
それを素直に喜べることって
すごく大事やなって 感じました

本当に久しぶりに鉋(かんな)を触ったのですが
鉋を持つ指の感覚
砥石を水につけた匂い
鉄の匂い
工場での作業
なんかすごく懐かしく感じました(≧▽≦)

結果こそ15ミクロンと大健闘(自分なりにね・・・)
だったわけですが、素直にうれしかった(≧▽≦)

薄削りに関しては自分の中で
20ミクロンの壁
15ミクロンの壁
10ミクロンの壁(削ろう会でも大きな壁)
7ミクロンの壁
5ミクロンの壁
があり薄くなるほど調整の精度が大事になり
10ミクロン以下は別世界と感じています。

まず、まっすぐ研げるのかそれすらも怪しいなか
鉋刃のしのぎの角度を変えるという、
自分にとっては大技に挑戦、 無謀やろ・・・(^_^;)

大工の現役時代に使っていた鉋で
あまり調子は良くなく逆目(さかめ)が
止まりづらかったので、放置気味な鉋だったのです。

この鉋は千代鶴 貞秀の 「菊刀」
僕の親方世代の鉋で今では超レアな鉋でもあります。

今回鉋を選ぶにあたり、なぜかその鉋が目に留まり
これを使おうと思ったんです。
現役時代使いこなせなかった鉋、
こんなに離れてるんやから余計無理やろって
変な言い訳になるからなのか
リベンジだったのか、( *´艸`)それは内緒(笑)

使える時間は 3日間 19時〜
やるからにはそこそこ削りたいなと思いながら
半信半疑で研ぎだしました。

初めは台直し(鉋台を調整するための鉋)の刃から研ぎ直し
鉋台の調整、鉋刃をグラインダーで荒削り(あまりよくはないやり方( ̄▽ ̄;))
刃の角度修正・裏刃出し
と出来ることを一つ一つ思い出しながら研いでました。

一日目二日目とほぼ鉋の刃の角度修正に時間を取られ
削る練習はほぼできず( ̄▽ ̄;)
試しに削ってみると40〜50ミクロン(~_~;)

三日目、筋肉痛に襲われながら(^^;
鉋の刃の角度も落ち着いてきて、
刃先を研いでる感覚が蘇ってきました。

まっすぐ刃先が研げてきて、光りにかざすと
綺麗に反射します、光りに曇りがあるとそこが砥げていなかったりします
反射する刃先の鋼部分や天然砥石で研いだ
薄曇りの地金部分がなんとも言えず美しく、
かっこいいな〜、こんな時間イイな〜、なんか楽しいな〜
としみじみ感じてました(≧▽≦)

現役時代には、
他に調子の良い鉋があったから
これまで手が伸びなかっただけなのか
たった10数時間、頑張ればここまで使える鉋になったのに
なぜ触らなかったのかと、少し過去の自分に歯がゆさも感じましたが
この鉋で削れないのは腕が悪いと思われるのが嫌で
あんまり使ってなかったんやろうな〜

今自分は大工を離れほぼ、
営業と設計管理的なことをやっているので
鉋扱えなくてもしゃーないやろ的なところもあり
肩の荷が下りた状態、
昔なら10ミクロン切るぞって、
鉋を2丁3丁調整して臨んでいたはずだが

今回は、
この鉋で削ろう会に挑戦すると決めた
浮気はせずに、この鉋に注力すると決めた
今の自分の研ぐ力、鉋の状態と向き合って
これをどうすれば、より切れるのか
それだけを考えて、やったのが功を奏したのかもしれません

10数年研いでなかった鉋だったけど
職人の技術は体で覚えている
当たり前のことやけどなかなか実感することがない
貴重な経験をすることが出来ました。

自分の内なる宝物に驚きながらも、
親方にも改めて深〜〜〜く感謝した
いろいろと感じた削ろう会でした(#^.^#)








posted by ueda at 22:16| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする