「杉」を床に使うと傷だらけになるやん とよく耳にしますが
当社では床に杉をよく使います。

杉はまっすぐ伸びるので「直く木(すくき)」が語源とされていて、
日本では代表的な針葉樹材として、日本建築においては無くてはならない木です
「高いのも杉、安いのも杉」とも言われピンからキリまで幅広く、
加工性も良く、木目も美しい 秋田杉 屋久杉 霧島杉 春日杉などが有名です。

杉は柔らかい木ですので、床には傷がたくさんつきます。
そんな杉をなぜ床に使うのかと疑問に思うこともあると思います。
一番の理由は「温かい」ことです。素足で歩くと全然違います。
冬は温かく感じ、夏は涼しく感じます。
梅雨時期に寝っ転がるとその良さは本当によく分かります。
ベチャッとせず、サラサラで本当に気持ちいい感触がします。

住まい手の子供さんが、友達の家に遊びに行って踏んだ床が、建材のフロアか何かだったそうです。
「お前んちの床なんで、こんな冷たいん?」と言ってびっくりしていたそうです。
キズが付きにくい硬い床板は密度が濃く冷たいので、スリッパが必要になります。
杉の床板になれているので、冷たい床のイメージが無くびっくりしたんだと思います。
杉の床は特に寝室にお勧めしています。
朝起きて最初に踏む床板が気持ちの良い床だと、一日を気持ちよく過ごせると思うからです。

10年くらい使い込んだ杉の床板
表情も日焼けして落ち着いて、どんどん磨かれて艶が出てきています。
これからももっと日焼けして、いい風合いに変わっていきます。
というわけで杉の床板は超お薦めです❕
しかも節が嫌でなければ、価格もリーズナブルなので、さらにおすすめです❕
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