木と漆喰にこだわる、大工と左官の職人プロジェクトチームです

2020年11月04日

尾崎の家新築工事

階段の手すり工事も進んでいますが

2階の部屋も順調に進んでおります。
弊社は長期視点で「脱石膏ボード」を考えています。

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そこで、代わりとなる木摺り下地なのですが
(木摺り下地とは30mm前後の幅の10mm前後の板を
7〜9mm隙間を開けて打ち付けていき、
その上に左官材を塗り付け、
板の隙間に材料が入り裏側で垂れて固まることで、
木と漆喰のくっつきを良くする工法です)

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やはり石膏ボードに比べ、手間とコストが掛かります。
家全体を木摺りで賄うとなれば
どの位費用差が出るのかなども考えなければなりません

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ですが、漆喰の塗り厚に関しては 
下塗り 中塗り 上塗りと
塗り厚が分厚くなるので、
調湿効果など漆喰の効力は抜群に良くなります。

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木摺りに漆喰を塗った住まい手からは
「本当によく寝れるようになった」
との声も届いています。

本来の漆喰の持つ良さを最大限生かすには
竹小舞の荒壁の上か 
木摺りの上に塗るのが最適です

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仕上がってしまえば、パッと見ただけで、
その違いに気づくことはないと思いますが
しっかりとした下地があるのとないのでは、
格段に効果が違います。

来週から、この部屋だけ漆喰の下地工事に入ります。
(下地が乾くのに時間が掛かるので)


ここからは興味ある人 

ではなぜ「脱石膏ボード」なのでしょう

現在ほとんどの住宅で使用されている石膏ボード
低価格で燃えにくく加工しやすい
とっても優れた材料なのです

がしかし、見えない所では問題となっています

石膏ボードは一応リサイクルされているのですが
新築で使用された端材のボードは60%くらい
解体系の物は2%くらいしかリサイクルできていません

そのほとんどが埋め立て処分という形になります。
しかも雨水と反応して硫化水素が発生します。
埋め立てるとしても厳重な注意をし,
処分しないといけないので廃棄コストも高くなります

石膏ボードは生産するよりも廃棄コストが高いのも特徴で
その差は年を追うごとに大きくなるとも言われています。

そんな石膏ボードを使い続けるのも
将来の世代に負担にしかならず
何とかして排除していきたいと考えているわけです。

出来るなら全部木摺りで漆喰を塗りたい(^▽^)/
しかし工期とコストはそれなりに掛かります。
住まい手の天秤にどう載せられるか
もっともっと勉強しないといけません(^^;




posted by ueda at 19:00| Comment(0) | 新築住宅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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