この家はもともと民宿を経営されていました。
げんざいは、民宿もやめて奥様一人で住んでいる状態。
息子夫婦と一緒に暮らすためリフォームすることになりました。
宴会場に使用していた8畳+8畳の続き間の一つをつぶし、
キッチンを対面にしてリビングを大きく取れるように考えました。
改修前


続き間から奥のキッチンを見たところ 8帖の間の外側には廻り縁があります。


現在のリビングと8畳の間は押入れで仕切られています。

キッチンは数年前にリフォームしたところなので、まだまだ綺麗
向きを変えて使用します。
解体をしたところ、リビングになるところは大きな松梁が入っていました。
がっちりとした造りになっています。

完成後

リビングへの入口 筋交を耐震補強に入れたので棚板をのせて飾れるように

ダイニングからリビングを見たところ、8帖の間と縁側があったところです。
床板は、メープルを使用して明るく柔らかい雰囲気に一段天井を持ち上げ、
漆喰の蛇腹をまわしています、
壁は、漆喰ウェーブ仕上げ 天井は、漆喰渦仕上げ
TVカウンターはゴムの木を仕様しています。
右側は建具は戸襖で、リビング側漆喰塗りと和室側襖貼りとなっています。

蛇腹の留め 柱からばっちり角が通っています。
この技術がなかなか難しいのです。

こちらは、ダイニングキッチン キッチンの向きをリビング側に持ってきて対面にしました
カウンターをつけ、腰壁には壁を掘った飾り棚

リビングからキッチン 右側にはパソコンコーナー反対側からは押入れ
床の色が変わっている所は前のまま、天井もそのままを利用しています。
家の人も住みながらの改修工事だったので、
工事の状況によって生活に制限が出てくるので
住みにくい期間もあったとおもいます。
そんな中、部屋が変わっていく様を見ながら、
寂しさ、楽しさ、驚きいろんな感情を感じながら
生活されていたことと思います。
現在は息子さんの家族と共に生活されていて
新しい家族団らんの場になっています。