弊社で15年前に建てたお宅
当時は淡路でも記録的な水害があったばかりでした。
ここのお宅も床上70cmくらいまで浸かってしまったこともあり
基礎高さを90cmに設定
同程度の水害が来ても耐えられるようにというのが
第一条件で、住まい手たっての願いでした。
階段よりはスロープが良いと、少し急なスロープでした。
普通に使う分には問題なかったのですが
15年経って住まい手の生活スタイルも少しづつ変化し
介助する人や介護される側に危なくないようにと
もう少しゆったりとした勾配で
通れるようにしてほしいとの改修依頼がありました。
少し強引ではありますが
隣接する主屋の玄関の邪魔にならない程度に
直線的なスロープにして
勾配も少し緩くする方向で話がまとまりました
同時に既存スロープの登り始めを解体、門柱の移設も並行して行い
駐車スペースを拡張することになりました
このように、
ライフスタイルの変化でやむを得ない形での改修なども考えると、
むやみやたらに高い基礎にするのも考え物です。
よく考えての判断が必要です。
当時は水害のダメージが大きく、
高い基礎にするのが絶対条件だったので
仕方ないと言えばそうなのですが、、、(-_-;)
住まい手のライフスタイルの変化を見据えた
提案を出来るように努力していきたいです。