木と漆喰にこだわる、大工と左官の職人プロジェクトチームです

2020年06月26日

構造模型

先日開催した大工の仕事見学会

そこにおいてあった構造模型
この模型は家の骨組みを図面通りに
組み立てたものです。

構造模型は設計士が作るものと思われがちですが
弊社では若手大工に作るよう言っています。
かなり作るのは大変で
初めて作ると5~6日くらい掛かります
慣れてくれば2日くらいで出来ますが
仕事終わりの夜だけでしようと思うと
1週間~10日くらい掛かってしまう大変な作業です
なぜ、そんな大変なことをするのでしょうか?



自分で書いた伏図(構造図)が3Dになった時に
順序良く組み立てられるのか
地獄組になっていないか
大きい材に小さい材が掛かっているか
逆の場合補強は必要か
高さは間違えていないか
他にもたくさんの確認したい所が一目瞭然となるのです

経験の浅い棟梁はこの作業を机上で経験することで
実際の墨付けにもかなり役に立ちます。
また、先輩大工に、ここの部分の仕掛けをどうすればいいか?
というような質問も相手に伝えやすくなります。


墨付けや刻みの時にもこれが手元にあると
頭の中が整理され、間違いにくくなり、
とても心強い存在になります。

こんな手間のかかる模型を何も言わずに作ってくる
棟梁は本気です、真剣です、本当に尊敬します。


もうすぐ、建前 頑張れ!!



posted by ueda at 23:08| Comment(0) | 大工のしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月19日

追かけ大栓継ぎ

皆さんこんばんは

現在尾崎の家新築工事の手刻みが作業場で行われています。
ですので、今日は大工にまつわるお話
木と木を繋ぐ方法をご紹介します。

木材を繋ぐには大きく分けて2種類あります

@『継手』材を同一方向に繋ぐこと
A『仕口』材と材を90度に繋ぐこと

出来れば一本の木の方が強いのですが、
コストや運送問題などでなかなか厳しくなってきています。
どうしても継手を作る必要があるときは出来るだけその数を減らし、
強度の強い継ぎ手を選定することで家の強度を上げたいと考えます

今回はその『継手』の一つ

追かけ大栓継ぎについてお話しようと思います。
下記 「木造の継手と仕口」という本から抜粋

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写真のように上から滑らせるようにはめ込みます、
この時、どちらの材もくっつきあう方向に力が掛かり
強固な継ぎ手となります。
さらに横から締めるように込栓を打ち込み完成です。
土台・桁。梁などに用いられます

一方
プレカットでは腰掛け鎌継ぎと呼ばれる継ぎ手が一般的です。
どんなに大きな材を使っても、この継手オンリーなのです。
そこはかなりの疑問を感じています、
金物で固めるのでオーケーという考えなんだと思いますが
DSC_5056.JPG

単純に腰かけ鎌継ぎと追かけ大栓継ぎとを比べると
約1.7倍くらいの強度が追かけ大栓継ぎにはあると言われています。

材の高さ全体を使う継手なので、大きな部材でもがっちりと組めます。
材が大きくなれば、サイズに合わせて継手の長さも変えています。

20200618_180943.jpg

現在加工中の「追かけ大栓継ぎ」

20200618_175535.jpg

墨付けの通りに加工します。
ノミや鉋、のこぎりなど、いろいろな道具が必要となります

20200618_175542-bd566.jpg

加工も大変になりますが、
強度が高い継ぎ手を使えるのも手刻みの良い所

住まいが長持ちするために、気持ちよく住めるように
出来ることはやっておきたいというのが、
大工の気質なのではないでしょうか。


posted by ueda at 21:23| Comment(0) | 大工のしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月02日

ベンチ製作工事

築20年くらいのお宅

庭の一角に塀をするために
長年置いてあった基礎
鉄筋が飛び出ていて
孫が帰ってくると危険なので
20200529_085356.jpg
BBQなどするときに座れるベンチをと
塀の基礎を利用して作りました😁
20200601_181242.jpg
結構広いお庭なので、
たくさん人が集まっても大丈夫😆
天気の良い日はここで昼寝もいいかもしれません🎵
家族が集まり、絆が深まる庭になるといいな💕
posted by ueda at 22:09| Comment(0) | 大工のしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする