木と漆喰にこだわる、大工と左官の職人プロジェクトチームです

2010年04月30日

舞多聞の家  一年後

昨日、一年点検のため舞多聞の家に行ってきました。
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現場に着くと、庭の変わりようにびっくり!
竣工直後のお庭とは比べ物にならないくらい
グレードアップしていました。
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先に到着していた富山の設計者の水野さんも庭の変わりように
驚きを隠せない様子でした。
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ここの土地は固い粘土質で高低差がかなりあるため
雨が降ると土に浸み込むより
低いほうに流れていく水の量が凄く多いので
敷地内の泥や小石が道路や隣家に流出し
対策に悩まされていました。

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そこで庭 遊庵さんに相談したところ

「庭に川を造りましょう
庭の中に水の道を造り側溝などに誘導することで
道路などに流出する泥を抑えることができ
それで出来た水の道を川のように見せることで
庭にも変化が出て良くなります」
と、治水工事をすることに
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治水工事も無事出来上がり悩みも解消されて
庭はさらにグレードアップ
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ご夫婦もガーデンニングが趣味になり
石を並べ、苗木を植え、花も植えることで
どんどんにぎやかに
今はシダ類に凝っているそうです、
これはベニシダ、これはクジャクシダと
楽しそうに教えてくれました。

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これからも時間を掛けながら進化していく庭造り
毎回来るのが楽しみです。

さて肝心の一年点検は特に問題はなく
外壁の掻き落し・内壁の漆喰壁も全然問題なし、
ヘアークラックもありませんでした。
建具の微調整など、その場で調整出来るものは済ませ
一年点検完了です。

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住まい手も「大変満足しています。」と
喜んでくれていました。

住まい手の皆さん
昨日はありがとうございました
これからもよろしくお願い致します。


posted by ueda at 15:20| Comment(0) | 舞多聞の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月30日

舞多聞の家 完成3

今回は水廻りと素材の表情を紹介します。

キッチンはクッチーナ製のオーダーキッチンです。
3.6mのキッチンの背面には
食器棚と作業台があります。
正面の引き戸の向こうは洗濯室
その向こうには物干し場があります。

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浴室は正面壁に「さわら」の板貼と鏡
その他の壁は200角のタイル貼りです。
浴槽と洗い場はTOTOのハーフユニットを使っています。

洗面脱衣場は床が竹のフローリングで壁天井は「さわら」貼りです。
姫小松のカウンターに洗面台をのせています。

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1Fトイレの手洗いです。
この陶器は淡路の洲本市にある
「うつわ 織」さんに焼いていただきました。

その後ろにはドイツ漆喰の磨き「タデラクト」を塗っています。
この漆喰は水をはじくため、
水はねの恐れのある高さまで塗っています。

カウンターは杉材に自然塗料を塗ってあります。

こんな小さな所に大工と左官と陶芸家の仕事が凝縮されています。

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前回の冒頭に書いた 玄関の大津磨きです。

最初は3色グラデーションにしようとしていました、
その場合この写真のように3色塗り分けてから
継ぎ目のところをぼかして仕上げていくのですが、

いざ塗ってみると
ぼかさずに仕上げても綺麗のではないかと
職人3人で相談・・・ 
外部の版築のような色の境目が
意外と面白いのでこのまま仕上げにしよう
ということになりました。

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玄関の飾り棚のさび壁です。

さび壁とは
鉄粉が混ざった材料で塗ります。
壁を乾かすのを遅らせることにより
壁の表情に錆を浮かせる技法です。

同じ材料で仕上げた
照明をつけたときに浮かび上がる鶴が8羽います。
この鶴は照明が消えているとほとんど気づきません。

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施主さんお気に入りの書斎の壁
中塗り土を少し分厚く塗り横筋を入れた仕上げになっています。

照明が付くと綺麗な凹凸が浮かび上がります。

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この壁はこの家のベースとなる仕上げです
これも施主さんたっての希望で
漆喰に淡路の土を配合しパターンをつけて塗った壁です。

先ほどのタデラクトや大津磨きなどを引き立たす
大切な役割をしている壁です。

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将来、薪ストーブが付く予定の土間
今はペット達の 涼み場? になっているそうです。

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たたき風の洗い出しで仕上げています。
掻き落としの配合に少し濃い目の土と
現場の裏庭に落ちている小石をひらい集めて
パラパラと混ぜることでこんな表情になりました。

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まだまだ、いろんな仕上げが
この家のいたるところにありますが

その一つ一つがうまく調和して

「木」と「土」と、そして「人」と「心」が一体になる

そんな家に仕上がったような感じがします。

今から何十年と住まわれて、
施主さんや設計士さんそして造り手の想いが
味となって出てくれば
また今とは違う表情がたくさん出てくることと思います。


この工事に関わった全ての方に

楽しく仕事をさせて頂くことができて
本当に感謝しております。

「ありがとうございました」

そして

「これからも宜しくお願いいたします。」




posted by ueda at 19:48| Comment(0) | 舞多聞の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月23日

舞多聞の家 完成2

舞多聞の家 前回はアプローチを紹介したので
内装を紹介したいと思います。

まず玄関ドアを開けると目に留まる 
朱色の大津磨きの3色グラデーション
一枚の絵の様に窓の間に納まっています。
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右側の障子を開けると廊下が続いています。
左側には照明を仕込んだ飾り棚
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廊下の右手側に和室があります。
床の間正面の壁には土佐漆喰の磨きを塗っています。
その他の壁は淡路島の中塗り土を使った現代のり土仕上げです。
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和室からリビングを見た所
敷地の傾斜を生かしたステップフロア式になっています。
階段を上がった所がリビングダイニング
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階段を上がる手前にある土間です。
将来薪ストーブをおく予定です。
土間お腰壁はたたき風洗い出しで壁は朱色の大津磨き
小口を見せた瓦で見切っています。
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リビングダイニングです。
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リビングから和室側を振り返ったところ
2Fの子供部屋の障子が見えます。
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階段をあがって2Fに上がると正面に手洗いがあります
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その横にある4mのタモの一枚板のカウンター
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そのカウンターを横切ってもう一度階段を上がると
子供部屋があります。この部屋は一番眺望が良い部屋です。
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そして最後に
施主さんお気に入りの書斎
この部屋は淡路の中塗り土で仕上げてあるのですが、
少し厚みをつけて塗っています。
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次回に水廻りと
この家に欠かせない 
それぞれが主役になりえる「名脇役」達の素朴な表情を紹介します。





posted by ueda at 23:11| Comment(0) | 舞多聞の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする