木と漆喰にこだわる、大工と左官の職人プロジェクトチームです

2011年03月06日

物部の家完成 3

まだまだ寒い日が続いています。
春が待ち遠しいですね、

物部の家の2階です。
前回の階段の写真、飾り棚に穴が開いています。
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なにか先に見えます。

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窓に繋がる梯子?
実はこのお宅、猫を飼っていまして、
階段の吹き抜けにあるサッシ(透明なガラス)へ
外の様子を見に行けるように造った
猫専用の階段 
引越しして、まもなくこの場所を見つけ上っているそうです。(⌒∇⌒)

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階段を上がってすぐにあるのが水廻り
洗面脱衣室・浴室と繋がります。
床には、天然のコルクを敷いています。
右側には奥行きの浅い収納があります。

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ダイニングキッチン
キッチンはYAMAHAのberryシリーズ 
現在使っている食洗機をビルトインしました。
キャビネットと食洗機のサイズが合わず取り付けるのに一苦労σ(^_^;)
床板にはナラ材を使用しています。

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キッチンから階段側を見たところ
壁が掘り込まれているところは
左が 猫の食事スペース
右が 猫のトイレスペース
となっており、
かさばるスペースを埋め込みました。

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ダイニングからリビングの和室
和室とダイニングの間仕切りは漆喰を塗った建具をつかっています。
和室側は襖になっています。

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リビングの和室です。
現在住まい手が持っているテーブルにあわせた堀コタツを造りました。

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天井はこんな形、シンプルにあまり派手にならないように
天井板は中杢の杉板で、同じような色の網代を貼り分けました。
竿縁は真ん中二本を曲線に曲げてあります。

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造り付けのテレビ台&電話台、桧の板を剥ぎ合わせ造っています。
建具は、米杉のフラッシュ。

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その他、和室をシンプルに仕上げていくのに
建具の枠に少し手を入れてみました。
木枠の見付け面を極限まで落とすことで、
木の存在を軽く見せ、土壁を際立たすようにしました。

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和室から外に出れば直角に曲がったベランダがあります。
2Fに洗濯機があるので、物干し場に最適です。

以上が物部の家の紹介でした、

大きさが25坪の総2階なのですが
思ったより手間が掛かってしまい工期が伸びてしまいましたがσ(^_^;)
その分、内容の濃いこだわりの家に仕上がったような気がします。

住まい手が住み始めこの家がどのように成長していくのか楽しみです。










posted by ueda at 22:40| Comment(0) | 物部の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月10日

物部の家 完成2

物部の家の続きです。

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玄関を入ると 掻き落しの土間 桧の框(かまち)杉の床板 漆喰の壁・天井
無垢の建具が目に飛び込んできます。
外観とはガラッと変わる雰囲気になり各部屋へと繋がります。
壁側には ポスト兼靴箱があり 傘も収納できるようになっています。
施主さんと中に入れるものを相談しながら大工さんに造ってもらいました。

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桧の框
上小節の綺麗な材、手鉋で仕上げた表面はツルツルでさわり心地がとても良いです。
留め(材と材を45度に継ぎ合わせた所)もきっちりと着いていて言う事無し、
こういう綺麗な仕事をするためには「切れる道具」が欠かせません
大工さんが持つ 「のみ」や「かんな」などの刃物
それらの道具を活かす「腕」がないと実現できないからです。

村本邸4.jpg
玄関に続く図書コーナー

右側に見える出隅の壁が面を取ったように丸くなっています。
通る頻度の高い場所なので壁の角などに当たりにくくするためもありますが
視覚的にも広く、やわらかく見えるので効果的です。
DSC_1613.jpgDSC_1614.jpg
漆喰を曲面に塗ることはそんなに大変ではないのですが、
木を曲げるのは大変です、
何回か失敗しながらですが、うまく納まりました。

村本邸3.jpg
1階書斎
パソコンなどを使う部屋です。
下の写真の隅に移っているのが机になるわけですが
現在、座卓として使っていたものを再利用
大工さんに手を加えてもらって
椅子に座って使える高さにリメイクしました。

村本邸2.jpg
1階寝室
寝室 図書コーナー 書斎 が隣接しているので使い勝手がよさそうです。

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2階へと続く階段
通常 1回か2回曲がる階段が多いと思うのですが、
この階段4回も曲がっています。
決して上がり下りしにくいわけではないのですが。
こんな階段w造るのは初めてで、大工さんも頭を抱えながら
でも、楽しそうに仕事をしていました。

話は戻りますが
先ほどの曲げ木についてですが
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こんな形で曲げていきました。
水を充分含ました木材に熱を加えて徐々に曲げていきます
曲げわっぱの要領です。
DSCN6128.jpg
折れるか折れないかギリギリのところ
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最終的にはこんなに曲がりました。
曲げた材をあのアールの壁に巾木として取り付けています、

曲げた木を見て
「木ってこんなに曲がるもんなんや」
と改めてびっくりしました、

こういうやり方を発見した
昔の職人の知恵には頭が下がります。

次回は2階をご紹介します。










posted by ueda at 09:49| Comment(0) | 物部の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月08日

物部の家完成

長らく更新が止まっていました。

先月、物部の家が完成となり、引渡しも無事終わることが出来ました。
その内容をご紹介いたします。

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建物正面、 
窯業系サイディングを2色に貼り分けシンプルなデザインになりました。

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建物裏側
南側は1色に統一しシンプルに、
どっしりとした屋根のラインに、南西に張り出したバルコニーが
外壁に影を投影し立体感のある外観になっています。

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アプローチ
玄関ポーチが入り込んでいて庇代わりになっています。
雨が降っても濡れなくて済みます。

豆砂利を埋め込んだ掻き落し仕上げの土間、
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タイルや、石にはないやわらかい表情があります。

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南側の雨戸です。
この雨戸は通気ルーバーが付いていてレバーで開閉が可能です。
夏場など雨戸を閉めておいて、日射を遮蔽しておき、
通風のみ確保することが出来ます。
雨戸に鍵が付いているので、そのまま外出することも出来安心です。

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家の中からルーバーを開いたところ

次回は内装の方をご紹介いたします。













posted by ueda at 08:54| Comment(0) | 物部の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする