この現場では、施主さんの息子さんが山梨で左官をしているということもあり。
各地から同年代の30〜40代の左官さんを集め、色々な仕上げの講習をしながら、
実際の現場を仕上げていくという形をとりました。
皆さん地元では親方をしている左官さんたちで、
熱心に・楽しそうに仕事をされていました。

現場にはいくつかの仕上げを考えていて、
それぞれ担当を決めて作業に掛かりました。

洋間の漆喰蛇腹です、
型を折り定規を当てて蛇腹を引いていきます。
留めはフリーハンドになるため、角を通すのがとても難しいです。
一角に一人入って仕上げていました。

親方のレクチャー
皆さん聞き入っています。

場所は変わって、玄関の飾り棚、アーチ状に囲んだ中は朱色の大津磨きになります。
一番メインのところです。

マンツーマンで作業をしています。

こちらは2階の漆喰仕上げ、吹抜けの高いところを二人で仕上げていってます
外壁の方は

少し派手な色ですがこれは下地材、
足場にはたくさんの左官さんが乗っています。

限られた時間の中で仕上げてい行かなければならないのと
塗り手の人数が多いので捏ね場は大忙し
練っては運びの繰り返しです。

下地の上に上塗りを塗っていくところ

平にいさんも頑張っています。
この現場では、7~10人の職人の段取りを一人でやっていました。

というような感じで、常時10人からの職人さんが動いているので
凄い勢いで仕上がっていきました。
みんなも周りの人に負けじとがんばりつつ、
生き生きと楽しそうに仕事されていました。
その様子が壁の表情として出ている様な気がします。
完成の様子もまた紹介したいと思います。
参加していただいた各地の左官さんどうもありがとうございました。